最近では結納を簡略化する方が多いようですが、日本独特の儀式の一つなので、出来ることなら昔からのしきたりに習った正式結納の形を取れると良い経験が出来ます。
正式結納での服装は、男女共に和装が一般的で、女性は振り袖を着ることになります。
ここでは、結納で振り袖を着ようと考えている方のために、結納にふさわしい振袖選びや帯結び、結納時のマナーなどについて紹介します。
各項目をチェックして、ミスのない結納にしましょう。
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結納で振袖を着る時の振袖の選び方
人生で振袖を着る機会は数えるほどしかありません。
成人式で着るような華やかな振袖とはまた違った、少し落ち着いた雰囲気の振袖を着る結納。そんな晴れ着は好みももちろんですが、自分に似合ったものを選びたいですよね。
まずは、体格にあわせた柄やデザインをご紹介します。
小柄な体格の方
小柄な体格の方は、細かい柄を選ぶと着物全体のイメージとしてはきれいに見えます。
大きい柄のものを選ぶと柄が主役となってしまい、もったいないです。
また大きい柄は肩幅や身幅の関係で、着てみると思っていたデザインではなかったと感じてしまうこともあるでしょう。
身長が高めな方
身長が高い方は、布の面積が多くなりますので、大きめの柄を選ぶと良いでしょう。
大き目の柄のほかに、全体に柄のある着物も柄がきれいに出ますので、おすすめです。
特に結納のときに着用する振袖で注意したいのは、デザインや色が幼すぎない着物を選ぶことです。
今の自分にあっているデザインなのかどうかを確認することが大切ですよ。
古典柄は年齢を問いませんので、結納にふさわしい柄といえるでしょう。
結納で振袖を着る時にふさわしい帯結び
振袖の帯は袋帯、丸帯のどちらかがふさわしいとされていますが、結納のときの帯結びはどのような結び方が良いのでしょうか。
ふくら雀
ふくら雀とは、寒さをしのぐために雀が羽を膨らませている姿で、福と繁栄を願う縁起のよいものとして昔から着物や帯の柄などに用いています。
お見合いや結納など、の晴れの場で結ばれることが多いふくら雀は、背丈関係なくどのような方でも若々しく感じさせる結び方です。
文庫結び
江戸時代から続く、基本的な帯の結び方です。
現代では、花嫁衣裳やお祝い事のお着物によく使われる結びかたです。
結納で着る振袖の柄が少なめの着物だった場合は文庫結びがよく似合うとされていますよ。
そのほかにも、立て矢結びといって、結婚式のお色直しによく用いられる帯結びもあります。
結納は振袖・帯結び・髪型を三拍子揃えて好感度アップ
結納は儀式ですので、正式な場であることを念頭において身支度をしましょう。
振袖は先ほどご紹介した通り、幼すぎず年齢相応なデザイン、そして体格によって柄の大きさを選ぶと良いでしょう。
次に髪型ですが、結納ではお辞儀の回数が多いため、下を向いても崩れないような髪形にしましょう。
できるだけ清楚な髪型が求められますが、結ったところに髪飾りなどでおしゃれしてみてもいいでしょう。
一日の流れや体力を考え、美容院でセットの予約をしておくと安心でしょう。振袖と帯び結び、それに髪型までピシッと決まったら好感度アップ間違いなしですね。
結納は自分だけが振袖と帯結びで着飾ってもダメ
彼には袴を着てもらうか、ダークスーツを着用してもらうように声かけをしておきましょう。
正式でも略式でも、両家のご両親にも、きちんと服装の話をし、平等の格になるような服装で統一するよう心がけましょう。
結納当日に守りたい最低限のマナー
結納には様々なマナーがあります。
お付き合いの期間が長く、既に両家とも打ち解けていて仲が良い場合もありますが、正式な儀式の場では最低限のマナーを守るようにしましょう。
- 時間
まずは時間に余裕を持って、結納の場に到着しましょう。
特に普段から着なれない振袖を着て歩く場合は、どのくらいのペースで目的地まで到着できるのかを事前に確認しておくといいでしょう。 - 体調管理
結納は両家ともに時間を作って集まるので、体調を崩し別日に行うことが大変厳しいです。
体調管理を前もってきちんと行い、当日に備えましょう。 - 私語・言葉遣い
儀式の最中は私語は慎みましょう。
言葉遣いも、意識してきれいに話せるように準備しておきましょう。