バージンロードの歩き方・父親の歩き方を知って娘をエスコート

娘が結婚することになり、バージンロードを一緒に歩くことになったお父様の中には、父親のバージンロードの歩き方について知りたい人もいるのではないでしょうか。

娘の晴れの舞台を、完璧にエスコートして送り出してあげたいと考えるのが親心というものです。

ここでは、結婚式のバージンロードを歩くときの父親の歩き方についてお伝えします。大切な娘さんのためにも、美しく歩いてエスコートをしましょう。

また、バージンロードの由来についてもご紹介しますので、意味を知って感動の挙式を行いましょう。

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結婚式のバージンロードを歩くときの父親の歩き方

結婚式のバージンロードは1歩ずつ進むためとてもゆっくりです。

必ず踏み出す足は右足ですので注意してくださいね。

右足を1歩踏み出して前に進み、左足を右足の隣に揃える。これで1歩です。これを扉が開いた場所から新郎の元へ到着するまでひたすら繰り返します。

簡単なようで、新婦さんを連れているため実は難しい作業なんですよ。

新婦さんのエスコート役がお父さんなので、新婦さんと歩幅をあわせ、進む速度も一緒でなければいけません。

さらに目線はしっかり前を向いていなければいけないのです。とても難しい大役ですよね。

もちろん当日、本番で急に歩くわけではありません。直前にリハーサルがあるので、そこで式場のスタッフさんから指導があり、新婦さんと一緒に練習するはずです。

エスコート役ですが、新婦さんの歩幅にあわせてゆっくり進むのがスマートで美しい歩き方ですよ。

父親がバージンロードを歩くときの歩き方・腕の組み方や姿勢について

足は1歩1歩ゆっくりという話はしましたので、具体的な歩き方や腕の組み方についてもご紹介しましょう。

新婦さんと父親は腕を組んで入場します。

といってもがっちり組むわけではなく、お父さんが軽く脇を開いて肘を外側に出して「くの字」になるように曲げ、新婦さんはその腕にそっと手を置くという組み方です。

式場によってはお父さんの腕の内側から手を出すように新婦さんに指示するところもあります。

お父さんは入場中、しっかり胸を張って前を見ましょう。

新婦さんとの歩幅やドレスを踏まないかなどが気になり、どうしても足下に視線が落ちがちなのですが、足下に目線が落ちるということは顔が下を向いているということです。

意識は足下に集中しつつ、顔・目線はしっかり前を向き、猫背にならないよう胸を張って入場します。

それだけでもできると、多少行進がもたついても美しく見えるので、とにかく堂々としていることが重要です。

目線は油断するとどうしても下へ下へと落ちてしまうので、目の前にある十字架をずっと見るようにしましょう。

バージンロードを歩くときの具体的な歩き方・作法を知って綺麗に歩こう

上記以外にも、注意しておくべき点や、知っとくとスムーズに入場行進ができる方法があります。

まず、入場する際は新婦さんの半歩前に立って歩きましょう。そうすることでドレスの裾を踏んでしまうというアクシデントを回避することができます。

事前に式場から「半歩前に立ってください」といわれることが多いので、理由を知っておくと気持ちが楽になるので歩きやすくなりますよ。

半歩前に出ることで、エスコートという役割もはっきりするものになりますよね。

そして1歩1歩ゆっくり歩いていくのですが、たいていの式場で音楽が鳴るので、そのリズムに合わせて歩くよう指示されます。

そのため、歩き出してしまえば1歩1歩のタイミングは実は難しくないのです。

最初の1歩を踏み出すタイミングと、歩く歩幅だけがつい大幅にならないように注意していけば大丈夫ですよ。

結婚行進曲だととてもわかりやすいのですが、最近は人前式という挙式のスタイルも一般的になり、BGMが自由になってきています。

初めて聴くような曲での入場になることもあるので、そうなった場合はリハーサルの際にとにかく頑張って練習しましょう。

バージンロードを父親と歩くことが多い理由

日本で行われる洋風の結婚式は、欧米のスタイルが主流です。

欧米では家族の長である父親にエスコートをしてもらうというのが伝統的な考えなので、外国ではやはり父親にエスコートしてもらうケースが圧倒的に多いのです。

どこの国も、昔は恋愛も結婚も自由ではありませんでした。

家柄などで結婚を決められることが多かったために、「自由結婚を父親から許された」という証になることから始まったのがバージンロードのエスコートといわれています。

現代でも結婚式のエスコート役は、本当にお世話になった大切な人にしかお願いできません。

娘さんからお願いされるということは、大切に育てていたことがきちんと伝わり、お父さんへのこれまでの感謝の気持ちと尊敬を込めてお願いしているということです。

こういったところで家族の絆や愛情が感じられるのも結婚式の良いところですね。

バージンロードの意味を知って父親として娘を美しくエスコート

バージンロードがなぜ新郎、新婦、エスコート役の3人しか歩けないかご存知ですか?

バージンロードは新婦の人生という意味があるからです。

父親と歩く道は、生まれてからこれまでの人生です。新婦入場には父親にリードしてもらい赤ちゃんから大人になるまでを生きてきたという物語があります。

そして新郎と出会い、ここからの新婦をサポートするのは新郎にバトンタッチをするというのが、バージンロードの最後となります。

そのため、新婦入場はとても神聖で美しいものなのです。

新婦と父親が1歩ずつゆっくり歩く理由を知っていますか?

あの歩き方は、新婦が赤ちゃんだった頃を表しているのです。

この由来や理由を知っていると、なんとなく適当に歩けばいいという簡単なものではないということがよく分りますよね。

結婚式の一番はじめの大事な進行である新婦入場。大役ですが、新婦にとって一生に一度の大事な場面です。お父さんもしっかり心構えをして挑みましょう。