【結婚式の祝辞】主賓の挨拶のポイントと注意点について

結婚式にゲストとして招待されただけではなく、祝辞を頼まれたら、さらにそれが主賓としての挨拶だった場合、緊張してしまいますよね。

二人の新しい門出に華を添えてあげたい、失敗は避けたい、そんな気持ちを持つ方が大半だと思います。

そこで主賓の挨拶として、抑えておきたいポイント、一般的な挨拶の内容や注意点について、ここではご紹介をしていきます。挨拶文ができたら、しっかりと練習をして本番に備えてくださいね。

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結婚式で主賓の祝辞を頼まれた場合に必要な確認事項

部下の結婚式などに主賓として招かれるのは、上司にとっても実に喜ばしいものです。しかし主賓として祝辞を行う場合は、少々心づもりが違って来るかと思います。

人前でのスピーチ慣れをしているかどうかにもよりますが、やはり人は緊張からミスを犯しやすいものです。

どんなに内容は素晴らしくても、些細なミスでそれが台無しになってしまうことも。

いざ祝辞を述べる段階になって、緊張から犯してしまいやすいミスを防ぐためにも、事前に必ず確認すべきことがあります。

祝辞で最も失礼に当たるのは名前の読み間違え

普段、職場では名字でしか呼んでいない従業員や部下に対しても、結婚式の祝辞では下の名前で呼びかけることになります。

結婚式の祝辞を行う際には、まずは新郎新婦の名前を確認し、たとえ普通に読める漢字が使われていたとしても、必ず読み方まで聞いておくようにしましょう。

いくら祝辞の内容が素晴らしくても、出だしの段階で名前を読み間違えてしまうと、一気に祝賀ムードが台無しになってしまうどころか、失礼以外の何ものでもなくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。

結婚式の祝辞、主賓スピーチの一般的な流れ

主賓として結婚式に招かれ、さらに初めて祝辞を依頼されたとなると、どんなことを話せば良いのか、頭を悩ませるのもムリはないかと思います。

主賓による祝辞は、主に新郎新婦の職場の上司などに依頼されるケースが多いため、もしも直属の部下であっても、普段そこまで関わりのない間柄であれば、事前に人となりについても周囲にリサーチしておくと良いでしょう。

祝辞はまずは自分の簡単な自己紹介からスタートする

先に司会者からの紹介があれば、この部分は省きます。新郎新婦及び親族に対して祝福の言葉を伝えたのち、結婚式に招待を受けたお礼も述べましょう。

この時点で、新郎新婦に対して着席を促してから、普段の仕事ぶりや人柄が伺われるエピソードを交え、夫婦として歩んでいく2人へ向けての、はなむけの言葉を贈り、最後に締めの挨拶をします。

結婚式の主賓の祝辞!ビシッと決まる締めの言葉

結婚式の祝辞で一番悩まれるのは、どのように話を締めるかということに尽きるでしょう。

職場でのエピソードは上手くまとめられたとしても、今後の結婚生活の支えとなるような、教訓などを盛り込みつつ、締めの言葉に結ぶのは、何度祝辞を経験してもなかなか難しいという話も耳にします。

結婚式で主賓としての祝辞を頼まれるくらいの年齢であれば、新郎新婦よりはある程度年齢が上であるケースが大半ではないでしょうか?

自分のこれまでの人生経験や、長年の夫婦生活で感じた夫婦円満の秘訣などを自分なりの言葉で伝えるだけでも、新郎新婦の幸せを願う気持ちが感じられて、とても印象的な祝辞となることでしょう。

また、有名な偉人などを一例に挙げて、この先の人生においての考え方や、夫婦で困難を乗り越えるための心構えとするように、名言を紹介しても良いかと思います。

結婚式の祝辞が成功するコツ

主賓として結婚式の祝辞を頼まれた場合、話の内容ももちろん重要ですが、とくに意識しておきたいのが「スピーチにかける時間」です。

新郎新婦にとっては、日頃からお世話になっている間柄だとしても、結婚式の他のゲストにとっては、主賓による祝辞は言わば「知らない人が話をしている時間」に過ぎないということを意識しておかなくてはなりません。

祝辞は10分以内に収めるよう心がける

自分の知らない人の話を聞いている時間というものは、誰しも長く退屈に感じるものです。

主賓として結婚式の祝辞を行う際は、まずはこれを頭に入れておく必要があります。

祝辞を依頼された際に、ある程度のスピーチ時間の目安を伝えられることもありますが、とくに指定がなかった場合でも、5分から10分程度に収めるのが良いとされています。

時間内に収めようとするあまり、後半から早口になってしまったり、間違えないように原稿を読もうして、顔もあげずに棒読みのような状態になってしまうのは避けましょう。

そのうえで、主役の人となりが伝わるような簡潔なエピソードも添えられるとさらに喜ばれます。

結婚式の祝辞でNGな話題や言葉について

結婚式のようなお祝いの場では、使ってはいけない言葉というものがあります。

主賓として祝辞を行う際には、このような言葉は避けるとともに、人を不快にさせるような話題は控えるようにしなければなりません。

祝辞では縁起の悪い言葉にご注意

普段の生活において使う分には問題なくても、とくに結婚式の祝辞などの特別な場面では使うべきではない言葉として、別れを意味するような単語や、縁起の悪い言葉があります。

これらは俗に「忌み言葉」と呼ばれ、祝辞のようにあらかじめ原稿を用意できる場面であれば、これらが使われていないかどうか、必ず事前に確認しておかなければなりません。

また、「ますます」のように同じ言葉をくりかえす単語も、控えるべきとされていますので、うっかり使わないように配慮が必要です。

同様に、ヘタに笑いを盛り込もうとして、新郎新婦の失敗談だけを披露してしまうと、晴れの場でムダに恥ずかしい思いをさせてしまうことになりますので、これも避けた方が無難でしょう。

新郎新婦にとって、「この人に頼んでよかった」と心から思ってもらえるような、印象的な祝辞となるように、事前リサーチも忘れずに行ってくださいね。