これで失敗なし!披露宴の乾杯の挨拶の基本構成とポイント

披露宴で乾杯の挨拶を頼まれたら、初めてだとどのように挨拶をしてよいのか?大役なだけに失敗をしないように、内容にも気を使ってしまいます。

しかし乾杯の挨拶は基本構成やポイントを抑えておくだけでOK!短めの挨拶が好まれるため、内容を考えすぎる必要はないのです。

記事を参考にして、一番大事なお祝いの気持ちを込めて挨拶に挑みましょう。

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これがわかれば大丈夫!披露宴の乾杯の挨拶の基本構成

新郎や新婦から乾杯の挨拶を頼まれた時に、ただ前に出て「乾杯」と言うだけでは十分ではありません。
ついつい聞き流してしまいがちな乾杯の挨拶にも基本的な流れがあります。
その流れを押さえて挨拶をすれば、周囲から違和感も持たれずにそつなくこなすことが出来ます。

自己紹介と挨拶

乾杯の挨拶をする時にまずはじめにすることが自己紹介です。
自分の名前や、新郎、もしくは新婦とどういった関係なのか、自分はどういった立場の人間なのかなどを簡単に説明し招待客に挨拶をしましょう。

お祝いの言葉とエピソード

披露宴はおめでたいことですから、お祝いの言葉はかかせません。
シンプルにおめでとうと言うのも良いですが、新郎や新婦の良い点や、印象に残ったエピソードを簡単に言うと、招待客に人柄などが伝わり、より和やかな雰囲気にすることが出来ます。

乾杯の掛け声

乾杯の掛け声を出す時に忘れてはいけないのが、「グラスをお持ちください」と招待客に乾杯の準備をさせることです。
きちんと話を聞くため、もしくはグラスを持ったままだと手が疲れてしまうなどの理由でグラスを持たずに耳を傾ける人も少なくないからです。
小さな気遣いをきちんとすることで、全員の声が揃った良い乾杯をすることが出来ます。

乾杯の挨拶は数分ほどで終わる短いものですが、基本の構成をしっかり把握しているかしていないかで良いものにも悪いものにも変わってしまいます。

披露宴の乾杯挨拶の押さえておくべきポイント

披露宴の乾杯の挨拶は、基本の構成を把握したら、次に押さえておくべきポイントについて学びましょう。

自己紹介からエピソードまでは2分以内にまとめる

サービス精神が旺盛な人や、自分のことを少しでも多く知ってもらいたいという人は、ついつい話が長くなってしまいがちです。
しかし、招待客は出来るだけ早く乾杯をして、豪華な食事にありつきたいと考える人が大多数です。
そういった方々の気持を汲んで、たくさん話したいことがあっても、自己紹介からエピソードトークまでをで長くても2分以内にまとめるようにしましょう。

乾杯のタイミングをわかりやすくする

前の項目で乾杯をする時に準備をさせるとご説明しましたが、だからといって「みなさんグラスをお持ちください。乾杯!」では招待客たちもびっくりしてタイミングを合わせることが出来ません。
「それではみなさん、ご唱和ください」と声をかけてから、「本日は誠におめでとうございます。乾杯!」と発声すると、招待客も続いて「乾杯」と言いやすくなります。

この2つのポイントがしっかり出来ていれば、招待客に不快な思いをさせることなく乾杯をすることが出来ます。

気になる披露宴での乾杯の挨拶の流れについてもご紹介

披露宴での乾杯の挨拶の流れは、何を話すかだけではありません。
どのような動きの流れがあるのかも知っておきましょう。
  1. 司会者から乾杯の挨拶に入ること、また乾杯の挨拶をする人の名前が紹介されたら、周囲の人に軽くお辞儀をする。
  2. 司会者から「それでは〇〇さんお願いします」などといった言葉をかけられたら、立ち上がってもう一度周囲の人に軽くお辞儀をする。
  3. マイクの前まで移動をしたら、マイクの高さを自分に合わせる、もしくはスタッフが高さを調整してくれるのを待つ。
  4. マイクの位置から新郎新婦に一礼をして、会場全体に向き直り一礼をする。
  5. 自己紹介を含めた挨拶をして乾杯の発声をする。
  6. 乾杯の発声の後、会場の出席者達が拍手をしたら、もう一度一礼をする。
  7. 自らもしくは式場の係に促されたら自分の席へと戻る。その際に周囲に軽くお辞儀をしてから着席をするとなお良い。

これらが乾杯の挨拶をする時の一連の流れとなります。
多くの場合は司会者からアナウンスがあったり、式場の係から誘導されるので、それにしたがって動きましょう。
また、緊張から焦って早く動こうとしたり、小さな動きになってしまうこともありますが、落ち着いてゆっくり丁寧に動くことを心がけましょう。

披露宴の挨拶には使ってはいけないNGワード

披露宴での乾杯の挨拶で気をつけなくてはいけないのが、「忌み言葉」と呼ばれるNGワードを使うことです。

おめでたい席である、結婚式では使うのを避けるべき言葉がいくつもあります。
乾杯のスピーチは、比較的短い文章ではありますが、その中にうっかり忌み言葉を盛り込まないように気をつけましょう。

マイナスの印象のある言葉

「枯れる」、「衰える」、「悲しい」といったような、不幸を連想させたり、不吉でマイナスの印象のある言葉は使わないようにしましょう。

別れに繋がるような言葉

「最後」、「終わる」、「切る」など、これから結婚をする、もしくはしている二人にとって離別や離縁などの別れを連想させる言葉は使わないようにしましょう。

重ね言葉

しばしば、たびたび、時々など、日常ではなんでもない言葉でも、結婚式のような冠婚葬祭の場面では避けるべき言葉のひとつが重ね言葉です。
ただし、どんどんや、ますますなどは、良い意味が繋がることから、使っても気にされない言葉もあります。

忌み言葉ようなNGワードを使わないようにするのは一見難しいですが、言い換えをすることで避けることが出来ますので、辞書を片手に原稿を書くようにしましょう。

参列者が残念だと感じる披露宴の乾杯の挨拶

披露宴の招待客からすると、乾杯の挨拶は聞き流していそうですが、実はそんなことはありません。
自分では良いスピーチのつもりでも、招待客に不快な思いをさせないようなスピーチにするようにしましょう。

  • 長い
    招待客の中で一番嫌がられるのが、長い挨拶です。
    代表の挨拶でもないのに、長々とされるスピーチは、料理や飲み物を前にしている招待客にとっては、苦痛といえるものです。
  • 声が小さい
    いくら聞き流されるからといって、ボソボソとはっきりしない小さい声も考えものです。
    か細い声では、いつ乾杯と言うのかもわかりませんし、招待客の中には、乾杯の挨拶をする人の話もしっかりと聞きたい人もいますので、そういった方達のためにも、聞き取りやすい声でスピーチをしましょう。
  • 新郎、または新婦を馬鹿にするような内容
    本人はウケると思っていても、新郎や新婦の容姿や中身を馬鹿にするような内容は、本人たちだけではなく、招待客も不愉快になるのでやめましょう。
  • 新郎新婦の過去の恋愛事情を話す
    新郎や新婦のエピソードとして「モテた」、「モテなかった」等の話を入れる人はいますが、その些細な話題ですら新郎新婦にとって揉め事の種になる可能性もあります。
    「みんなから慕われている」、「シャイな一面がある」など表現を変えて言うようにしましょう。
  • 会社の自慢話をする
    新郎または新婦の上司として挨拶をする時に軽く会社の話をすることがありますが、そういった時にその会社がいかに立派で素晴らしい会社なのかは、正直招待客にとっては興味がありません。
    当然ですが、逆に会社が小規模な場合も卑下して業績が低いなどの後ろ向きなことも言う必要はありません。
乾杯の挨拶は、たった数分の出来事ですが、その数分で新郎新婦やその家族と招待客を楽しませるか、不愉快にさせるかがかかっています。
ガチガチに緊張する必要はありませんが、ある程度の緊張感を持って臨むようにしましょう。